2024年03月19日

自治会「しらかば会」会長選挙 ~それぞれの思いをのせて~

 3月になり、あっという間に今年度も終わってしまいそうですね。
 3月15日、自治会「しらかば会」の来年度の会長選挙が行われました。 
 候補者はこちらの4人。
 まずはTさん。優しい人柄もあって仲間から女子会や料理に誘われることも多く、人気者のTさん。勇気を出して、しらかば会会長選挙に初めての立候補です。
 そんなTさんのスローガンは「たのしい、しらかば会」



 つづいてHさん。今年度は副会長として活躍しました。Hさん自身、今年度は毎日可愛い洋服やスカートを身に着け、自分らしいお部屋で過ごし、お化粧道具も増え、優しい笑顔も増え、より素敵になった1年でした。
 そんなHさんのスローガンは「じぶんたちで、えらぶ、しらかば会」



 つづいてIさん。今年度は副会長として活躍しました。今年度はアートに力を注ぎ、素敵なアート作品を沢山作っていました。
 そんなIさんのスローガンは「あかるいしらかば会」



 そしてSさん。今年度は会長として、虹組のメンバーさんや職員のことを日ごろからたくさん気にかけてくれました。
 そんなSさんのスローガンは「じゆうな、しらかば会」



 いよいよ投票。誰がいいかな…?どんなしらかば会がいいかな…?虹組のメンバーさんひとりひとりの思いをのせた投票です。




  果たして結果は…?
 接戦となりましたが、来年度のしらかば会会長はTさんに決まりました!
 「がんばります」と意気込みを語るTさん。



 そしてHさんは副会長、Iさんは議長、Sさんは監事として、来年度のしらかば会を支えていくことになりました!来年度も、“自分達の事は自分達で決める”しらかば会をよろしくお願いします。

虹組 廣瀬




Posted by 明星学園 at 15:35 トピックス

2024年03月15日

深夜想定総合防災訓練 ~もしものために~

 3月7日に深夜想定総合防災訓練が行われました。夜間は日中ほど職員が多くないですがそういったことを想定して訓練を実施しています。
 今回は消防団の方々も出動してもらい本格的な訓練となりました。



 夜間の訓練も年に1回という事でスムーズにいかない事も多くありました。実際の場面で戸惑うよりはこの訓練で経験をして実際に何が起きても対応できるようしていきたいと思いました。



 発電機や投光器も以前の訓練では事前に用意をしていましたが、今回は実際に災害が起きてからと想定し準備を始めています。暗い中での組み立てだったので苦労しましたがこれも実際に起きた時の経験になります。
 防災訓練中、消防団の方々が放水訓練も行いました。実際に火事が起きた想定で近隣の川から長いホースで水を汲み放水しています。



 最後に伝令を行い訓練が終了です!寒い季節でしたが消防団のみなさん、ありがとうございました。
 訓練のため、道路を通行止めにしたこと、近隣の方々ご迷惑をおかけしました。今後もしっかり防災対策を行っていきたいと思います!            
虹組 小林 秀太




Posted by 明星学園 at 15:49 学園行事

2024年03月07日

栄養士手作りおやつ第12弾 <手作り感満載!! りんごのショートケーキ>

 
 3月はりんごを甘く煮て「煮りんご」を作り、豪華にりんごのショートケーキを作りました。コピー用紙A3サイズほどの大きいスポンジケーキにクリームを塗って切る作業はとても難しく、ケーキ屋さんのプロの技のすごさを実感しました。それでも皆さんにはおいしいといって食べていただき感謝しかありません。次はもう少し素敵なケーキになるようにがんばります。



  上には色よく煮えた煮りんごと
  生クリームで飾りつけ。






                         

  真ん中はカスタードクリームと
  生クリームのダブルクリームに
  煮りんごをサンド。







  <アレルギーの方のケーキ>
  卵・牛乳のアレルギーの方用のケ
  ーキです。クリームは豆乳とコー
  ンスターチ、砂糖で作りました。






~月組のおやつの様子をのぞいてきました~

       
よーく見ると、鼻にちょこんと         私の好みの味かしら?     
クリームが!!


       
気に入っていただけたようで、       甘いものが好きなIさん
大きな口であ~ん。             1口食べてはニコ。1口食べてはニコ。


 煮たりんごは柔らかく、咀嚼が難しい方も食べやすいおやつになりました。中には甘いものが苦手な方もいますが、他のクラスからも「皆さん喜んで食べていたよ!」とうれしい言葉をいただきました。次回もケーキの予定です。何ケーキかな?お楽しみに。
栄養士  久保田




Posted by 明星学園 at 16:25 給食メニュー紹介

2024年03月04日

学園のひな祭り献立は年に一度の握りずしの日

 学園のひな祭り献立といえば「握りずし」です。12月から3月はお刺身を提供できる期間のため、三和商会の調理師さんが1つ1つ丁寧ににぎってくれました。愛情のこもったひな祭り献立に皆さんはおいしい!と言って召し上がっていました。



                          <献立> 
                  握りずし
           (まぐろ・サーモン・玉子・いなり)
                  エビフライ
               ブロッコリーのサラダ
                  すまし汁
                いちごのムース





~厨房内の様子~
握りずし400個、いなりずし200個。エビフライを揚げて、サラダを作って、すまし汁、
刻みの方の分も用意して。朝から厨房は大忙し!!
                    




~星組の食事の様子~




 「お寿司おいしいかな?」とお聞きすると大きくうなずき「おいしい!」と答えてくださる方。「私、これ好きなんだ」と、残さずきれいに召し上がってくださる方。「次はソースカツ丼が好きだから出してね!」とリクエストもしてくれました。
 朝は雪が舞いましたが、日中は日が差し、ひな祭献立を味わい、春を感じる事が出来ました。 
栄養士 久保田




Posted by 明星学園 at 18:04 給食メニュー紹介

2024年03月04日

お心主義実践日記 ~目が見えない人の担任になって~

 Sさんの担任になって一年が経とうとしています。Sさんは視覚障がいがあり、担任になった当初、私は目の見えない人と係わった事がなく、どのように接すればいいのかわからなかったというのが本音です。
 また、Sさんが自分より10歳近く年上であり普段は寡黙な人という印象があったので余計に自分には難しく、どうしていいかわかりませんでした。
 
 4月に担任になり、すぐに私が体調不良で2か月ほど休んでしまいSさんに心配をかけ不安にさせてしまいました。最初からつまずいてしまったことでさらにどう接していいか解らず、なかなか話しかけることすらできずにいましたが、先輩職員にアドバイスをもらいながら少しずつ支援をすすめることにしました。
 まず、好きな音楽を好きな場所で聞けるよう、Sさんが過ごす場所で女性アーティストのCDを流してみることとしました。最初はゆっくりと聞いていましたが、共用フロアで聞いていたため、ほかのテレビの音やみんなの話し声で聞こえづらくなり、さらに、他のメンバーさんが電源コードにつまずく恐れがあるのでCDラジカセを置くことを断念しました。Sさんと相談して居室で過ごす時間に音楽をかけることにして居室でゆっくりと聞けています。つぎにSさんの大切なご家族との定期電話を決めることにしましたが、ご家族との定期電話もご家族の仕事の都合で日程がなかなか決まらず、Sさんも心配や迷惑なんじゃないかという気持ちになり、自傷がみられることもありました。
 なかなか自分の中で支援がうまくいかないことが続くことで、Sさんとも打ち解けるのに時間がかかることが想像でき、モヤモヤした気持ちのまま時間だけがすぎていきました。
 
 しばらく時が過ぎていき、外出時にスーパーで一緒に嗜好品の相談をしていると、お弁当コーナーの所で急にお弁当をいくつか放り投げてしまいました。その時は私もパニックになりどうしていいかわからず、ただただSさんを止めて抑えることで精一杯でした。後々、よく考えてみるとこれが目の見えないSさんの私に対する、「もっと自分の事をわかってほしい」という訴えだったと感じました。
 自分の中でもそういったことが経験になり、毎日の情報伝達や見通しのある生活を感じられるよう配慮していくと、その頃から時々あった自傷もなくなってきました。
 もともと私はSさんの意思表示の方法がわからなかったのですが、こういったことを継続していくうちに、手を握ってくれたり、返事をしてくれたりと教えてくれて、全てではないですがSさんの正解が少しずつわかるようになってきたと思います。

 もし目が見えなかったら、自分だったら支援者にどうしてほしいのか?ということを真剣に考え、Sさんの大切なものをこれからも一緒にみつけていきたいと思います。 そしてSさんとの係わりを私自身も楽しんでいきたいと思います。




虹組 木下 賢




Posted by 明星学園 at 10:00 お心主義エピソード

2024年03月01日

連載マイブーム ~「心」と「結」に込めた想い~

 今回のマイブームは、月組の久保田です。結婚して今村になり、子どもが産まれてから自分の時間はほとんどなくなりマイブームと聞いてなにかなと考えましたが、ハマっていることもなく悩みました。笑
 音楽を聴くのが好きなので、子どもがいない時はライブDVDを流しながら家事をしていることも多いです。あとの時間はやっぱり子育てかなと思います。その中で大切にしていることがあり、できるだけ毎日かかさずやっていることがあります。
 それは、子どものことで嬉しかったこと、新しく発見したこと、気付いたこと、感謝の気持ちなどを書くようにしています。
 そういった気持ちを子どもにも大切にしてほしいと思ったからです。
 自分自身、なかなかできているか分かりませんが、これからもできるだけ大切にしたいです。



 また、家族、職場の人、友人と喋ることもしています。子どもが産まれてすぐコロナ禍となり、人と会うことも制限されていました。人と喋ることって大切なんだなと実感しました。今は、仕事に行けばたくさんの人といろいろな話ができたり、利用者さんの気持ちを考えたり、とても楽しいです。友人と電話していろんな話もします。周りの人がいなかったら、今の私はいないなと嬉しくて書いている今も涙が出てきます。感謝の気持ちばかりです。



 人と会えること、出会いを大切にして、毎日「ありがとう」「助かったよ」「嬉しかったよ」など伝えることを大事にしています。できているかは分かりませんが、心がけたいです。子どもにもそんな想いを込めて名前を考えました。
 マイブームではないかもしれませんが、ずっと大切にしていきたいなと思います。

月組 久保田




Posted by 明星学園 at 16:38 連載 マイブーム

2024年03月01日

「一人ぼっちじゃないっていいね」

 ずっと「俺なんてどうせ一人ぼっちでみんなから嫌われてるんだ…」と思っていたSさん。
 一人ぼっちと思っていたSさんの友達は、ゴミと荷物でした。居室はいわゆるゴミ屋敷で、両手にはたくさんの重い荷物を日常で持ち歩いて過ごすのが日常でした。
 そんな中、R2年新型コロナウイルスが流行し、外出や旅行に行けなくなりました。行けない代わりに「Sさん会」と言う名前で、2・3カ月に1回のペースで仲間や職員と一緒にご飯を食べたり、お茶会をすることを始めました。これは現在でも行っています。 
 自分主催のパーティーに招待し、来てくれたことへの嬉しさが自信へと繋がり、「あ、俺にも仲良くできる仲間がいるんだ。嫌われてないかも?」と思えるようになってきました。
 昔はすぐにイライラし、手が出てしまっていたSさんですが、少しずつ心も穏やかになってきました。周りの人がどんなふうに自分の事を見ているのか、とても気になっていたSさんですが、今では自信がついてその必要もなくなりました。それは、仲間がいるからです。

 R5年11月には、居室を掃除するという一大決心をし、掃除をするまでは大変でしたが、今ではとてもきれいな部屋になり、大好きなキャンプ用品を置いて満喫しています。
                                   

          この部屋が            ⇒           こうなりました!


R5年度、Sさん会でいろんな料理を作り、仲間や職員と食べました。





雪組 田中



Posted by 明星学園 at 15:43 トピックス

2024年03月01日

グループホーム 料理の時間


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Posted by 明星学園 at 14:26 トピックス

2024年03月01日

お心主義実践日誌  「イヤって言って良いんだよ」

 令和4年、虹組からGHに移りたいと自分で志願してきたMさん。Mさんはいつも頑張り屋さんでした。行事には殆どすべて参加し、食事を残すことも無く食べていました。しかし、言葉を話す事ができないMさんはいつも泣いている印象が強く、始めは何を泣いているのか聞いても手をふり払う行動があり、どうしていいのか分かりませんでした。

 Mさんは入浴支援に入ると必ずと言って良いほど、パンツに便が付着している状態でした。普段は自分で処理できることが多いのに「便失禁」が何を意味するのかが分かりませんでした。丁度その頃GHで他のメンバーさんの中に、お風呂が大好きだと思っていたのが実はお風呂がイヤだと言う事が分かりました。Mさんの入浴状況を観察しているうちに、湯舟に入ったと思ったらあっという間に出てしまったりバランスが悪く何度か転倒している姿を見て、Mさんも、実はお風呂があまり好きではないのではないか?と言う意見にたどり着きました。シャワーを使わない事、湯舟に入らない事を提案し実施すると「便失禁」がとても少なくなったのです。身体が小さく背骨も変形しているMさんは自分で上手にバランスが取れず転倒することもありました。湯舟もMさんにとって、とても深い物でいつ溺れるかと怖い思いをしてたそうです。「いい子」でいるためにそれが言い出せなかったそうです。
 これをきっかけに、食事も少しずつ苦手な物を教えてくれる様になりました。GHでは世話人さんが食事の様子をよく見てくれており、Mさんが残すことが多い物も教えてくれました。Mさんと相談して、苦手な物は初めからお皿に載せない事、パンもおかずも他の人の半分にする事を決めました。初めは世話人さんから少なすぎるのでは?と心配の声も聴かれましたが、何回も相談を重ねMさんの意思を尊重し、今では定着しています。  

 続いてわくわくの昼食メニュー表を見て職員が説明しながら食べたくない物を教えてもらい、そのおかずは配膳しない事、その代わりMさんの好きなハンバーグやコロッケ、唐揚げ等の冷凍食品を代替品として1~2個提供する事にしました。学園での支援も安定して来ると、今迄は入り切らない程の量を口の中に掻き込んで丸呑みする様に食べていたのがゆっくり食事が出来るように変わり、自ら嫌いな物を残す事も出来るようになりました。


 新しい入浴や食事の支援方法が定着するようになると、今度は行事や活動への参加も休むことができる様になりました。しかしお盆近くの帰省の時期に、再び泣くことが多くなりました。ご飯は残さず食べることが良い事、皆と同じ様に行事に参加する事が当たり前の生活を送ってきたので、「今の自分がしている事はわがままではないか?悪い子ではないか?」と不安になっているのではないかと感じました。お話カードに書いて、職員のみんなに応援してもらう事にしました。お父さんへの手紙にも「こんな自分を応援してほしい」と書いて、お迎えに来られた時、ご家族にもMさんと一緒に読んでもらいました。すると笑顔で家に帰ることが出来たのです。
 ゆっくり少しずつですが、いろんな場面で「イヤ」を出せる様になっています。今では「便失禁」は殆どなく、泣く事もとても少なくなったのです。泣いたとしても、自分で気持ちを切り替えて短時間で泣き止む事ができる様にと変改しています。

 
Mさんの支援を通して学んだ事は、「知る事の大切さ」です。今まで一般的な常識と自分の価値観で過ごしてきた自分にとって、「がんばっている人を応援する」事はいい事だと思っていました。その奥で利用者さん当事者が何を感じてどう考えているか、本当の意味を知らずに表面的な物、目に見えるものだけに自分の価値観を当てはめて、それが正しいと思いこんでいました。

 Mさんの頑張りは、障害を抱え集団生活の中で生活していくために辛く苦しい物だったことを知らなければなりませんでした。普段私たちが何気なく出来ている入浴や食事は、Mさんにとって便失禁してしまうほどの緊張や、泣き続けなければならないほどのストレスを感じていた事を知らなければ、今回の支援には繋がりませんでした。「イヤ」と言うことにも勇気が要ったのだと思います。「便が間に合わなかった」「泣いている」現象の裏側に隠れている事を知る事、そのためには観察、想像、会話を繰り返して、私の考えではなく、真実を知る事が大事だと勉強になりました。

わくわく 林真理




Posted by 明星学園 at 14:16 お心主義エピソード

2024年02月29日

連載マイブーム 「子供との癒しの時間」

 私のマイブームってなんだろう?
 ふと考えても分からず・・・改めて最近したことを考えました。
 あ!そういえば!と思ったことが。
 元々引きこもり気味でゲームをやることが多かった私が・・・最近は子供と次のお休みどこ行こう?何しよう?と考え、2人の子供とちょっとしたお出掛けをすることが増えました。   
 子供と一緒に自然を見たりする時間がとても癒しで、日頃の疲れなども吹き飛ぶ気がします!
 普段、子供に怒ってばかりの私ですが、その時間だけは怒らずにいられます。この前はカモを見て来ました!子供も大喜び♪



 次はどこ行こうかな?と子供とお出かけの計画することが今では一番の楽しみです!
 時には、子供たちとお菓子作りをしたり、お料理したり、どこかへ遊びに行く。子供と一緒の時間を過ごす、それが私のマイブーム。



 次はどこ行こう?何しよう?と考えている時間、とても楽しいです。これからも子供たちと楽しいことたくさん見つけていきたいな~(*^^*) 
  
宙組 池田




Posted by 明星学園 at 13:51 連載 マイブーム